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管理栄養士便り⑪ 島根県の郷土料理『すもじ』

月1回の郷土料理の日。今月は島根県(東部地区)の『すもじ』を提供しました。
ちらし寿司の一種で、島根県の特産である焼きサバと、酢飯にもち米が入っているのが特徴です。

私たち調理従事者も初めて食べましたが、香ばしく焼いたサバに合わせ酢をなじませることで、酢飯との相性もよく、もち米の入った酢飯は食べ応えと味に深みが加わったような気がしました。

ご利用者様からは「初めて食べたわ!島根県には行けないから、郷土料理が食べられて嬉しい!」
「サバは苦手だったけど食べられちゃった!おいしかったぁ!」など、嬉しいご感想をいただきました。

島根県(西部地区)が故郷の職員は「昔、親戚の家でよく出してくれたのを思い出しました」と懐かしくも感じてくれたようです。

香ばしく焼きあがったサバ

ほぐして合わせ酢となじませます

酢飯には甘辛く煮た人参、油揚げ、干し椎茸を入れました

ちらし寿司はご利用者様に人気の一品です。酢飯の効果か、ご飯だけでも進む料理ではありますが、今日はサバや卵などのたんぱく質もしっかり摂れる一品となりました。

保存技術や輸送手段が確立されていないころ、サバの漁獲量が多い島根県では、おいしいサバの保存性を高めることが焼きサバ寿司の始まりだったそうです。また、当時はたんぱく質を補う貴重な食材でもあったとの事です。

たんぱく質は私たちの体をつくる為の大切な栄養素ですが、ご本人のお口の問題や生活環境の変化によって、年齢を重ねるほどに不足がちになる栄養素です。たんぱく質は肉・魚・卵・大豆製品に多く含まれます。是非、毎食どれかひとつはとりいれましょう!卵、鮭フレーク、缶詰、豆腐等を常備しておくといざという時にたんぱく質の補給になりますよ♪